介護職デビュー。(アスリートの場合)

転職を機に介護の仕事をしようと決意する人には、様々なバックグラウンドがあります。その中には、過去にアスリートとして活躍していたという人もいます。

アスリートにとってセカンドライフをどう送るのかは重要な課題です。そして、選手生命が途絶えたときの仕事として、介護職を目指すという人がいます。介護職を目指す理由は、体力が十分にあって、力仕事に耐えられるというものもありますが、チームプレーによって学んできた洞察力や観察力、向上心などに加えて、自分がたとえ苦しくても人のために何かを成し遂げようとする献身的な気持ちが活かせる職業だと考えられるからです。しかし、その点を採用試験で上手くアピールできなければ、未経験では正社員採用は難しくなるようです。

そこで、解決策として注目したいのが派遣社員になることです。派遣の場合、登録した会社側から志望している職場に対して社員の情報提供が行われることがあり、アスリートとして活躍してきたメリットについても説明してもらえる可能性があります。正しく自分の能力を評価してもらい、介護現場で戦力になるポテンシャルがあるという理解が得られれば、仕事探しはスムーズに進むでしょう。

介護業界未経験者の場合、転職で重要になるのが自分のキャリアのメリットを理解してもらうことです。そして、介護現場で活躍するためのチャンスを得るためには、まず雇用形態へのこだわりをなくし、実務経験をしっかり積む方法を選択することです。